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たとえ誰に否定されたって

カトゥーン時々アラシ

悪夢であってほしい

KAT-TUN ジャニーズ

2015年11月24日午後8時15分すぎ、これまでにない絶望を味わった。

 

 

赤のロングコート。目も覚めるような鮮やかな赤だった。4人お揃いのそれを纏い、横並びで立っていた。

翔くんに促され、マイクを手にしたのは向かって一番右側に立つ、田口くんだった。

 

わたしは彼が何を言っているのかにわかには理解出来ず、ツイッターに視線を落とした。タイムラインには、わたしが発したのと同じようにひたすら短い言葉が並び続けた。「は?」「え、」「何」「待って」 … 代表して、と言われ亀梨くんが震える声と手で何か言っていたが耳を塞いでしまいたくなった。願わくばその質の低い悪ふざけを「…な~んて、ウソウソカワウソ~!」って笑顔で吹き飛ばしてくれるんじゃないかと、最後の望みをかけるようにそのときをずっと待っていた。けど、亀梨くんは震えたままだし上田くんの目は潤んでいるように見えたし中丸くんの表情はずっと強張っていた。田口くんはただでさえ黒目がちな瞳を漆黒に染めたままだった。

見たことのない4人がそこにいた。

Dead or Aliveは、当時の社会情勢を考慮してMステでは披露されなかった今年最初のシングル。今回がKAT-TUNファン以外の人にも聴いてもらえるチャンスだった。亀梨くんが歌い出しの音程を外したことでストッパーが外れその場に泣き崩れた。もうそれ以上テレビ画面を見ることは出来ず突っ伏したまま涙は嗚咽とともに溢れ続け、胃から何かが込み上げてくるような気がして口を押さえた。「引き抜くCARDはリターンできない」…歌詞が棘となって突き刺さり、1人でいたらこのままどうにかなるのではないかと不安になった。急遽中丸担の友人が近くまで来てくれたので震えながら車を飛ばし合流して、また泣いた。

車のテレビではちょうどLOVEメドレーが流れ始めたところで、わたしの大好きなquarterの衣装を着た4人は今年最後のシングルを歌っていたけれど、そこにいたのはわたしの知ってる大好きなKAT-TUNではなかった。

臨時号と題されたメールが届き、ネットニュースにも次々アップされた。その日は何とかそれぞれ帰宅したけれど眠れるはずもなくひたすら情報収集しては嘆き、泣き腫らした目をさらに涙で濡らしわずかな睡眠で翌朝を迎えた。ワイドショーで取り上げられていて、「夢じゃなかった…」とがっかりした。

次の日は上田くんの舞台だったので重たい頭を引きずりながら劇場へ向かったが、電車の中で何度も泣いた。

 

あの発表から4日以上経とうとしているが、まだ受け入れることが出来ない。その間に世界は少し動いた。安堵したりすることもあった。泣いてばかりいられない、と各所にハガキや要望を送ったりしてこんなにファンがいるということをお伝えしている最中である。しかし、前に進めば同時に田口くんがいないKAT-TUNへのカウントダウンも進むということになる。田口くんに辞めないでほしい、田口くんが辞めたことをきっかけに解散しないでほしい、4人のKAT-TUNでいてほしい、3人のKAT-TUNも応援したい、…正直気持ちの着地点が定まらずにいる。

 

「俺は最初からKAT-TUNが好き」

最初はKAT-TUNが嫌だったと言うメンバーがいる中、田口くんはこう言っていた。それは当時も今もきっと変わらないはずだ。でももう、好き嫌いではどうにもならないようなこと、KAT-TUNとそれ以外を天秤にかけたとき上回るほど後者が大きくなったこと、大好きなメンバーに説得されても覆らなかったこと。田口くんのことだから、それはそれは強い意志があって、覚悟を決めているんだと思う。わたしたちにとって何がつらいかって、田口くんが自分の意志でKAT-TUNを辞めることを選んだということ、それを他のメンバーが納得していないことだ。

 

今日11月29日、田口くんは30歳になった。

30歳を区切りとして、とか言うなら今日なんて来なければいいと思っていた。残酷にも時間は進む。何度も言うがわたしはまだ田口くんがKAT-TUNでなくなることを受け入れられない。メンバーをあんな表情にさせた田口くんを許せないという人もいるが、わたしはなぜか、どうしても田口くんを責められない。田口くんの呼ぶ、「亀」「ウエピ」「中丸くん」が大好きだしメンバーが「田口」と呼ぶのが大好きだ。メンバーそれぞれ、田口くんにしか見せない顔がある。ウェブの連載では、メンバーを○○に例えると?の質問にこれ以上ないほどの回答をしていたりする。毎回どんなあてはめ方をするのかとても楽しみだった。突然正論でツッコミ入れてきたり腹黒い一面を出したりしながらも、常に心からの笑顔でKAT-TUNとして立っている田口くんが大好きだ。わたしは自分の思っていた以上に田口くんのことが好きだった。前から大好きだったのだ。失うことになってから気付くなんてあまりにも遅すぎた。

 

 

田口くんの決断発表とほぼ同時期、嵐担として使っていたツイッターアカウントを削除した。1月まで生かせていれば丸6年使っていたことになる。情報を流すわけでもなければ実況でTLは埋まるわ空リプで会話するわ、言いたいことを好き勝手言っていたアカウントをなぜあんなにフォローしてくださった方がいたのか未だに謎だけれど。削除の理由に関してはいつぞやの記事でも書いたと思うがそれに加えて、今回の件でわたしはもう嵐ではなくKAT-TUNを応援したいと思ったからであった。田口くんがいなくなってしまうのが確定ならばせめて4人の間は絶対KAT-TUNに全力を注がないと後悔するのではないかと思ったからである。わたしはそもそも掛け持ちに向いていないようだ。嵐のことは今も全員大好きだけど専用のアカウントを持つ必要はないとの考えに至った。他にも理由は諸々あるが、そんなところで納得してもらえればと思う。

 

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ツイッターでは相変わらず暴れているし今のところ鍵もかけていないので見つけたときはまた仲良くしてもらえると嬉しいです。

色々考えては泣いたり急に懐古したり笑いだしたりと今皆さんの想像以上に情緒不安定なので、今回は文章の推敲をしないで公開ボタンを押します。誤字脱字や文脈がおかしかったらすみません。とにかくわたしは24日の夜から悲しさのあまりずっと屍です。わざわざ連絡をくれた方々、本当に救われています。ありがとう。

以上です。