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たとえ誰に否定されたって

カトゥーン時々アラシ

「青い種子は太陽のなかにある」 観劇してきました。

KAT-TUN ジャニーズ 舞台・コンサート

音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」を観に行ってきました。

 

舞台自体、2011年の「あゝ、荒野」以来の2回目。

寺山作品の蜷川演出という点が同じだったのであまり近いと圧倒されてしまうと思ったこと、またステージ全体が俯瞰で見られるという理由で、2階前列に。*1

オーチャードホールはそもそもがバレエやオケなどの音楽用に作られた場所のようで青劇よりも広いのに音の距離が近く感じました。中学のとき吹奏楽部だったわたしにとって音がどうっていう話になるとすぐに普門館*2を思い浮かべてしまうんですが、ここで演りたいなあと思うぐらい音の抜けがよかった気がする。あとなんか上品。

 

 青森の県立美術館で初めて触れた寺山修司は形容しがたいほどのアングラっぷりで。幕が上がると同時に目に飛び込んできた舞台上はスラムの風景を描いていたけど謎のオブジェが点在しまさにその世界観で驚いた。しかも舞台上が坂になってる…!

 

そこにオブジェのように存在していたスラムの住人たちが歌い踊る。曲が終わる頃にはまた最初の位置に戻り、オブジェのようにフリーズ。すると亀梨くん扮する賢治が上手側、坂の上部右奥から登場する。周りのひとが一斉に双眼鏡装着したのちょっと笑った。←

「こんな町は嫌だ!」と咆哮。坂を降りたり少しのぼったり踏みしめながらするので、表面が岩場のように凹凸があるように見えたから演技に集中しすぎて転ばないでよ…と思ったりもした(散漫)

着ているものなど、同じスラムに住む人たちの中でも清潔感がある。自分がここにいることを良しとしていない感じを受けた。

またスラムの住人にスポットが当たるが、今度はスーツのおじさんが4人出てくる。どうやら役所の人間のようで、「立ち入り禁止」のたて看板を振り回しながらここにはアパートが建設され、それがスラムの住人のためなんだというようなことを説明する。

仕事帰りの賢治が戻ってきて立て看板に驚いた様子を見せる。

そこで座ってオカリナを吹いているとオクターブ下で旋律がユニゾンになって、でも姿が見えないので吹いては後ろをバッと振り返って誰もいないなぁ…という表情をしてまた吹き始めると重なってきてまた振り返って、という繰り返しが何回かある。

姿の見えない誰かとのそのユニゾン駆け引きも、吹くと見せかけてやめてみたりとか、ちょいちょい面白い。アドリブなのかなあ。

その姿が見えなかった「誰か」は岩陰にひっそりといた「朝鮮人」。片言で、その曲が好きだから一緒に歌ってもいいか、と訪ねてき、1フレーズ一緒に奏でるごとに楽しそうに身を寄せるように近づいていくのはお互い本当に嬉しそうで2人とも可愛かった。

すると突然朝鮮人はハッとした様子を見せ走り去ってしまう。それは弓子がやってきたから。賢治と弓子はいつもこの場所で、日暮れにだけしか会うことが出来ない。夜からレストハウスで仕事をしている弓子と、朝から造船所で工員をしている賢治に許された時間はこの日暮れだけ。船にこっそり自分の名前を彫って、その船が大海原を航海していることを思い浮かべる賢治が、今度は2人の名前を彫るよ、と約束し、ここで初めてお互いの名前を知る。2人で歌う「舟の歌」。スラムの背景に似つかわしくない清純。

日暮れにしか会えない、という賢治と 日暮れになれば会える、という弓子。このまま太陽が沈まなければいいのに…、という清さ。ファンタジー。

 

場面は変わって、突如現れるマリー様。もうね、わたしはこのくだりの途中からマリー様YABEEEEてなってたよ1人で!

マリーは、スラムにアパート建設すると言いだした政治家・早瀬鶴吉の娘。オフショルダーの真っ赤な膝丈ドレスが似合いすぎるし、何よりも歌がうますぎる。うまいっていうレベルじゃないっていうか。ものすごい声量だし、美しいし、艶っぽい。

そんなマリー様は男に飢えている。←

刺激を求めるあまり、父が建設地を視察するのに同行し男探しのためスラムにやってくる。ここでのサリー(マルシア)vsマリーのセクシー対決が超絶女の世界だった~!ヘルタースケルターかよ~!観てないけど!

遅れてやってきた賢治に目をつけるマリー。下から賢治の股間を撫で上げる。賢治もオトコだよね…乗っかっちゃうよね…マリーを後ろから抱き右胸を掴んで首筋に顔を埋める…!!ぎええええええてなるやつ!!あれを最前で見ている亀担の生存確認したい……

 

スラムの日暮れ。賢治と弓子の逢瀬。弓子は賢治との生活に夢を見ているんだけどここめっちゃ可愛い。もしもシリーズ(?)で妄想を吐露するの超可愛い。その流れで、賢治がなぜスラムにいるのかが明らかにされる。賢治の父は経営者だったが、「人様に迷惑をかけるな」というのが口癖だったにも関わらず本人の不注意で隣12件の家を焼いてしまった過去があった。oh..父...

いつも弓子が先にその場を立ち去るから今日は先に俺が行く、といって弓子に20数えさせている間に賢治は帰っていく。1人で歌う、舟の歌。とても切ない。

が、歌い終わりと同時に客席から叫びながら駆け込んでくる賢治。びっくりした。普通にびっくりした。なんでも、アパートの工事現場で人が落下する事故があったがその死体をアパートの壁のコンクリートに塗りこんだところを見たらしい。まじかよ!!!!それがオカリナが好きなあの朝鮮人だったとかいうから、は!!まじかよ!!!!!!!!!(←わたしの心の中)

つってたらなんとここで幕が下りる。は!!!??うそだろ!!!!!!!!てなったまま20分休憩させられた。←

 

2幕は、暗転もせず幕の前で弓子が語るところから始まる。朝鮮人の埋められてしまった場所に、賢治がチョークで太陽を描き、「青い種子は太陽のなかにある」と言ったらしいことが伝えられる。「わたしにはこのとき青い種子が示すものが愛なのか真実なのかわかりませんでした」と過去形で言う弓子。ここで初めてタイトルが出てくる。

一方スラムでは、アパートの入居条件が世帯単位であることから、適当な相手探しが始まる。まじ適当。本当は嫌だけど、つって、でもアパートに入れることが相当嬉しいみたいでちょっと浮き足立ってる住人たち。

場面は変わって賢治が酔った父を抱えて登場。もうね。六平さんまじ愛おしいから。くっそ可愛い酔っ払い。賢治がバカ真面目に、その死体のことを言うって聞かないのに対し、父は酒瓶を振り回しながら余計なことはやめろと諭す。火事にした過去があるからこそ、その発言でもしアパートが壊され建設中止になったら顔向けが出来ないというのが心のどこかにある父。さっきまでへろへろ喋ってたのに、「(近所の人に)おはようございます(キリッ」てしたい父。「カキツバタが咲きましたねっ☆(キャピ」てしたい父。このターンまじ笑う。

ここで一旦幕が下がるが、下手側の緞帳が何かに引っかかってるのか閉まりきらず。舞台上の設営ちょっと見えてシュールだった。最終的には下りたけど、弓子が1人で歌ってるときに一気に下りたからまあまあの音が鳴った。それもナマモノだからこそのアレですね。

弓子は、賢治がその事故のことで頭がいっぱいで、自分との将来を考えてくれていないのでは…と不安になっている。清い。日暮れに例の場所にも来てくれなくなった賢治をいよいよ呼び出してそのことを伝える。弓子も最初こそ協力して例の朝鮮人の件を訴えていたけれど、自分の生活を守ることの方が大事なのでは…という考えになったことを言うと賢治おこ。めっちゃおこ。「言わないでおこうと思っていたけど、2人の名前を彫った舟が今朝の新聞で座礁したことを伝えていたよ」とか言っちゃうぐらいおこ。いじわるかよ。清い2人に深い溝が。政治家・早瀬鶴吉のところへ行く、といって弓子を置いて行ってしまう。

場面は応接間。マリーと、お金持ちの女子たちでわいわいキャッキャしてる。何でもひとの3倍がいいっていう歌。もう欲にまみれてて本当素敵。マリー様がすぎる。マリー以外が帰っていったところへ鶴吉が賢治を連れてやってくる。当然、アパートの件は取り合ってもらえず、忘れろという。うちの会社に入って今より2倍の給料を上げるから、と実質の口止めをされる。「町へ出てこのことをみんなに言いふらす」という賢治に、言うのは構わないがその場合どうなっても知らないと脅される。どうすることも出来ない怒りと悔しさに満ちた賢治はその想いを声に出して叫ぼうとする。が、全然声が出ない。嘲笑するマリー。

 

3幕。ついにアパートが出来た!と浮かれるスラム住人たちの明るい歌と踊り。客席から舞台へとどんちゃん騒ぎでやってくる。1組ずつ入居の手続きを始めている。

下手からスーツに身を包んだ賢治が大きめのアタッシュケース?のようなものを持ってスラムから出て行こうととぼとぼと歩いてくる。追う様にして父もやってきて、大会社に就職させてもらえるなんて代々初めてのことだと喜ぶが、賢治は結局真実を口止めされているだけなんだ、「僕は負けた…」とひどく落ち込む。

そこへ弓子が現れて、2幕冒頭でのことを謝り会社に入ることを止める。みんなにこのことを伝えよう、とスラムの住人のところへ2人手を取り走っていく。(可愛い)

 スラムではお祭り騒ぎの真っ最中。サリーの歌よかった~暗かったけどよかった~!そしておりん婆さんの「日招きの歌」。ざっくり説明すると、日があるうちに田植えを終えないとその年は凶作になってしまうといわれていたのでみんな必死にやるんだけど広さが尋常じゃないからどう計算しても終わらない、と。そこで、「日招き」をして沈みかけた日をまた戻し、無事に日があるうちに田植えを終えるというものがあった。ある年、日招きをする人が病床に臥しており仕方なく息子に頼んだ。しかしその日息子は、遠恋中の彼女と夜に会う約束があり、日招きどころか早く日が沈めばいいと思っていた。結局日招きをしなかったため田植えは終わらず、息子は殺されてしまう。

その歌と朝鮮人の事件を重ねて、耐え切れずに飛び出してくる賢治。事をすべて説明するも最初は信じてもらえない。やくざが「遅いから」と迎えに来て連れて行かれてしまい、ほどなくして銃声。弓子が絶望しだしたから、おおおお賢治まじかよーーーてなってたら無傷で戻ってきて …おや?てなった。3発ぐらい鳴ったかな。

結局アパートはスラムの人のためなんかではなくて、最初だけうまいことを言っておいて後々政府のものになるようなことを説明していたような。この辺賢治めっちゃ怒ってるしめっちゃ早口だしで結構聞き取りづらかった。耳を済ませていたら弓子が撃たれて倒れていて、こちらサイド目を見開いたよね。待て待て。完全に置いていかれた。

必死に声をかける賢治とそれに応えようとするも結局息を引き取ってしまう弓子。最後は泣き叫び、嗚咽。

 

…気づいたらなんか全部書いちゃったけどこれ大丈夫?合ってる?←そこ

 

三方礼、下手側を向くときにちょっとよろけちゃって、えへ☆てなってるのがもう賢治じゃなくてただの可愛い亀梨くんでびっくり。可愛い。

カテコのあともふらついて、そのときもえへ☆てなってたから客席のすべてが問答無用で可愛い!てなってはいたけど、大丈夫かな…?声掠れまくりだったし心配ではあるものの、最後までやりきって欲しいです。

 

大体の伝えたいことが音に乗り歌詞になっていたので単純に伝わってきやすいというところで前回見た寺山作品よりも格段にわかりやすかった。

2階席は見やすかったけれど、客席通路を使った演出が思ってたより頻度があってそのたびに何やってるかまったく見えなかったのはちょっとだけ残念。下手側だったので、舞台下手前に役者さんが来ると前の人の頭で完全にかぶってしまってたのも含め。もともと演劇用の箱ではないみたいなので仕方ないけど。

あと寒いかも…と思ってカーデ持ってったけどむしろ暑かった。笑 雨予報でずっと曇天だったけど蒸し暑かったからかなぁ。

今回のオーチャードホールでの公演はもうあと数える程度しかないですが、今後また誰かの舞台のときに参考になりますように。

帰りに、「青い瞳」のフライヤーを見つけました。写真がないのとバッグが小さかったのでもらわなかったけど、また11月に来れることを楽しみに…♡

 

ここまで読んだひといるのかな…?←

ただの備忘録となってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。

亀にゃん残りの公演も頑張れ~!

*1:3列目ってS席扱いなんですね。

*2:吹奏楽コンクール全国大会会場なので。行くことはなかったけれども。